2章/邪気を祓い、神懸かりを起こす「古代楽器」と「パルス音」/弓や琴の音、発声によって呪力が発動する仕組み
このタイトルだけで何か思い出したかのように引き込まれるものがあります。
前章のドレミの呪文と産声から、さらに興味深い展開になってきました。
縄文の「聖なる弓」が意味するもの、と題された項から、以下を引用してみます。
“パルスを使った音は、意識をアチラ側につなぐ古代人の叡智といえるものだ。神々しい世界との交流を仕事としてきた古代の巫女をはじめとするシャーマンは、パルスを発する楽器を愛用してきた。その代表的な楽器は、「弓」なのだ。”
もうこれだけで、何かを感じられる方は多いと思います。
ピンときた、とか。
あのことか、と。
その意味が、詳しく書かれていきます。
変性意識へ誘う楽器としての弓は、弦楽器のルーツ。
ひょうたんをつけて共鳴させたり、音程を変えるために複数の弦を共鳴させる、琴に発展していく。
わたしがちょうど8年前にSNSへアップした投稿が、この青森で発見された縄文琴の記事でした。
“六筋の琴は 酔い眠る 大蛇(オロチ)に六弦(むつ)の弓弦(ゆづ)かけて 八雲打琴(やくもうち)とぞ 名づくなり
5,東北縄文文化 研究会: ◆青森で「縄文琴」発見とホツマの琴…”
https://twitter.com/fuhgetsu/status/374601947480719360
つづいて、7年前にも。
“古代より弓は、こちら側からあちら側へ響かせる楽器として発展しつつ、シャーマニックな道具となっていった。それが、この列島では琴として縄文時代からあった。”
https://twitter.com/fuhgetsu/status/454541717413191680
この当時も、言葉の世界であるSNSで出会った今さんとのやり取りで、ことあるごとに魂の琴線に触れたかのように、古くて深いところにある記憶の情報交換をさせていただいてました。