[mixi] 日記(2008年05月16日15:22)
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musublog(2008年05月16日15:22)
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1のまわりの12という、縄文数理システムを用いた2つのお祭りをメモ代わりに書いておきます。
前回の日記「縄文カレンダーは四方と中心なり」
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~夏至著さんのコメントより
> 『上記』ウエツフミでは東方に13の宮殿を配置して、太陽の昇る方位の基準にします。
>
> ですが東方の13の宮殿は、実祭にあるのではなく架空の存在なのです。
>
> 観測点から観て、13個の目印のような機能を持つものがあればよかったのでしょうか?
>
> その延長線上に、架空の13個の宮殿が地平線上に存在することになります。
>
> 『上記』での夏至にあたるサナエの月には、太陽は最も北よりの十三番目の宮殿から出現します。
>
> 反対に『冬至』の太陽は、最も南よりの1番と2番の方位から出現します。
この13の宮殿の「13」は、直感で「1のまわりの12」だと感じました。
岐阜の笠松に残る雨乞い神事。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=538469939&owner_id=4857509
中心に紙垂のついた柱を置いて、12本の五色で飾られた竹竿を背負った踊り手が、くるくる旋回しながら柱の周りを踊ります。
これこそ「1のまわりの12」を用いた、古代の太陽祭祀の名残りと思われます。
そして、ウエツフミのいう13の宮殿のシステムとはもしかしたら...
> 『上記』での夏至にあたるサナエの月には、太陽は最も北よりの十三番目の宮殿から出現します。
実は、この話を聞いてすぐにピンと来たのがこちらです。
昨年訪れた、岐阜の山中にある朝鳥神社の冬至祭。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=661782610&owner_id=4857509
そこで出会った古老から詳しく説明を聞いて、古代の方位と太陽観測の立体装置をしっかり見てきました。
磐境(イワサカ)は5つあり、それぞれの季節点の太陽光が差し込む仕掛けとなってます。
その手前にある2本の白木には注連縄がかけられ、やはり5本の紙垂がたれています。
これが鳥居の原型といわれ、もともとは太陽をねらう照準器の役割だといってました。
冬至の日の出は鳥居の一番右(南側)を通過してイワサカの一番左(北側)にあたります。
夏至はそのまったくその対極となり、1年でこの幅を1往復するからまさに「一陽来復」ですね。
ちなみに英語で冬至は「Winter Solstice」、夏至は「summer solstice」。
この「Solstice」とは、ラテン語で「太陽が止まる日」という意味です。
春秋分は5個のイワサカの真ん中で、1年に2回太陽があたります。
これで計3個です。
その中間にも1個づづあり、合計5つのイワサカはこんな感じで陰陽のバランスを立体的に表現してました。
冬至 → 立春 → 春分 → 立夏 → 夏至
↑● ● ● ● ●↓
冬至 ← 立冬 ← 秋分 ← 立秋 ← 夏至
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
太 陽 光
上記を応用して、●と●の間を3等分すると...
冬至→小寒→大寒→立春→雨水→啓蟄→春分→清明→穀雨→立夏→小満→芒種→夏至
↑● ○ ○ ● ○ ○ ● ○ ○ ● ○ ○ ●↓
冬至←大雪←小雪←立冬←霜降←寒露←秋分←白露←処暑←立秋←大暑←小暑←夏至
5個の配列を13個にすることで、なんと二十四節気の陰陽相関図ができあがりました!!!
縄文数理システム1のまわりの12。
手はじめに、以前は「1のまわりの8」についてまとめました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=731180564&owner_id=4857509
古代に存在した世界共通の宇宙哲学とバックミンスター・フラー。
またの機会にもう一度、「1のまわりの12」についてまとめたいと思います。
そして、もうそろそろですね。
縄文族にとって一気にモチベーションが高まる季節の到来...
▼6/21(土) 縄文暦【夏至】 ~the summer solstice 2008
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